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躁鬱病と介護~要介護者による介護ということ

土曜日の朝5時すぎ。まだ寝ていた夫の携帯が鳴った。

「もしもし?」寝ぼけた声で答える夫。

「え!」

飛び起きた夫は何やら少し慌てた様子。どうやら義母からの電話らしい。

電話を切った夫に「どうしたの?」と聞くと

「おやじが便所で動けなくなってるから、手伝いに来てって」

よく聞くと、朝早く、トイレにいった義父がおしっこが出すぎてとまらなくて、トイレにへたりこんで立ち上がれなくなってしまったとのこと。

義父はその約1週間前に、尿がでなくなってしまい、泌尿器科クリニックに行き、膀胱と腎臓が腫れているのでそれを治す薬を出してもらい、服用していた。どうやらその薬が効きすぎてしまったらしい。

とにかく、着替えて車で10分ほどのところにある夫の実家に行き、義父をトイレから連れ出し、クリニックが開くのを待って、車で連れて行った。クリニックの玄関前で降りた私と義父は、夫が車を駐車場に止めに行く間に、私が義父の腕に手をまわしてクリニックに入っていった。

受付で名前をつげ、義父の手を取り待合室の椅子に腰掛けた。間もなく夫もクリニックに入ってきた。そして診察室に呼ばれて、3人で診察室に入った。

義父が診察を受ける間、私は、こんな状況は15年ぶりだと考えていた。

そう、実の父親が末期癌で倒れたときのことを思い出していた。その頃は私はまだ躁鬱病を発病していなかった。

癌が発見されたときもう癌は胃から肝臓に転移しており、余命もわからない、ホスピスに行けばと医師から言われた父。その父を家族で看病した。おもに日中は、母と私がつきっきりで。私はモルヒネで朦朧とした父に、食事を食べさせ、簡易トイレでトイレの世話をした。寝巻きを看護師と一緒に着替えさせ、洗濯した。

父は告知から30日ほどであっという間に逝ってしまったが、その間、夜間以外はいっときも離れず、看病した。1ヶ月という短い間だったけれど、気の張る時間だった。

さて、義父の診察の結果。とくに腎臓や膀胱に問題はないから、今まで通りに薬を飲んでしばらく安静にして、また木曜日に診察に来るようにとのこと。

ホッとひと息。

「いやあ、もう、死ぬかと思ったよ」と診察を出た義父はつぶやいた。

そうなんだ。義父はもう83歳。今回は大事には至らなかったけれど、これまでに脳梗塞で3回も入院しているし、いつ何時、倒れて寝たきりになるかわからない。

そうしたら、また実父にしたように、看病・介護してあげなければ・・・

(夫は長男なので介護は長男の嫁である私の務めになるだろう)

親の介護。それは誰もが直面する問題だ。

でも。私の場合、事情はちょっと深刻だ。

私自身が躁鬱病を抱えている。実際、いま躁鬱混合状態で、生活リズムがめちゃくちゃで、家事はおろか、お風呂や着替えといった日常生活にも支障をきたしている。

炊事、洗濯、ごみ捨てなどはすべて夫の仕事。さすがに自分の下着は自分で洗っているけれど・・・。

まさに私は、いまは要介護の身分。

そんな私が、義父の介護をできるのだろうか。

いま時点の病状では、せいぜい、夫の運転で病院に行くときに付きそうくらいのことしかできないだろう。

とても、食事をつくって食べさせたり、清拭をしたり、下の世話をしたり、、、、そんなことはできそうにない。

幸いに、80歳の義母が今のこところはぴんしゃんしているから、いますぐに介護の負担が全面的に私に降りかかってくることはないだろうけれど、それでも5年先のことはわからない。

それまでに私の病状が好転していればよいのだけれど・・・。 正直、あまり自信がない。

それに、親の介護だけではない。

これから先、万が一、夫の方が先に、病床についたらどうするのか。

子どもがいない私たち夫婦は、どちらかが寝たきりになったら、もうひとりが介護を一身に背負うことになる。

もし欝の状態のときに夫が倒れたらどうしたらいいのだろう。

義弟夫婦の世話になるしかないだろうけれど、それも気兼ねするから、気が重い。

できることなら、私自身が面倒をみてあげたい。

私の主治医は、私の躁鬱の症状は、今後、加齢とともに落ち着いていくだろうと言っていた。

でも、それはあくまで予想であり、確証はない。

夫には女の兄妹がいない。これはほんとうに、これから先、大きな不安材料だ。

躁鬱病の人はみな、歳をとってから、どうしているのかしら。親の介護はできているのかしら。

義父が倒れたことで、近い将来の問題について深く考えさせられた。
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葉菜

Author:葉菜
猫・海・桜が大好きなおっとり癒し系。双極性障害(躁うつ病)と境界性パーソナリティ障害を患い、精神科通院歴15年。2014年には子宮体がん(0期:子宮内膜異型増殖症)のため子宮・卵巣全摘手術を受け、現在経過観察中。興味のあること:写真撮影、旅行、読書、映画鑑賞、カフェ巡り、絵画鑑賞、クラシック音楽など。猫3匹と夫の5人家族。

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「気分グラフ」とは、寝る前に一日を振り返って、その日の気分の状態を記録するグラフです。1から9までのスケールで、1は最悪(酷い鬱状態)、5が普通、そして9がマックスの躁状態です。その日の状態にあてはまる数字に〇をつけます。そしてそのような気分に影響したと思われる出来事をメモします。また天気や睡眠時間も記録します。これによって自分の状態を客観的に振り返り、1,2週間の気分の波を一目で見ることができます。
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