FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「治りますよ」

気の重い朝だった。ODの余波が身体に残っていて、けだるい。そして、K先生の診察。

何を言われるのかなあ。でも、相談もちゃんとしなくっちゃ。ODを防ぐ方法を。

まずはシャワーを浴びた。というか、まず湯船にゆっくりつかった。最近のお気に入りのパターン。何を隠そう、あの防水なしのiPhoneをジップロックに入れてお風呂に持ち込んで、音楽聴いて、たまにはツイッターなんかもやったりしてゆっくり過ごすのだ。

あんなに苦痛だったお風呂が、いっぺんでお楽しみの時間となった。

と、ちょっと話がそれたが、そんなわけでiPhone風呂を楽しんだあと、やっと少しエンジンがかかってきて、だらだらながら髪の毛を乾かし、メイクをして、着替えをして、お出かけ。

予定していた電車より、一本あとの電車に乗った。約2時間かかって、病院に着いたのは午後の2時半を回っていた。

普段よりK先生の診察は予定が遅れている。私は待つなあと思い、ツイッターをやったりしながら時間を潰した。

3時半頃だったか、K先生が私をコールするアナウンスの声。

そそくさと私は診察室へ入っていった。

「やあ、こんにちは」とこちらを見ながらK先生。

私はODをしてしまった手前、少し決まり悪く、「あ、どうもすみませんでした」と軽く会釈した。

私は事前に質問することをメモしておいたので、

「先生、きょうは、いろいろと質問があります」とまず前置きした。

「ああ、いいですよう。なんでしょうか」と大様なK先生。

「その前に、どのくらい眠れてますかね?」と聞かれた。そうだ、眠れなくて辛くてODしたと電話で話したんだ。

「平均して4時間くらい。それも二度寝して。」

「うーん、そうかあ。ちょっと足りないねえ」と言いながらカルテに何やらK先生は書き込んだ。

「で、質問は?」と促された。

「あ、まず、私はODなんかしちゃうのは、やっぱり境界性パーソナリティ障害と双極性障害の併発なんでしょうか?」

「ああ、そうですね。そうかもしれませんね」とK先生。やっぱりそうかあ、双極性障害の患者の40%は境界性パーソナリティ障害を併発しているという話をきいたことがある。厄介だなあ。

「じゃあ、先生、カウンセリングをしてもらいたいんですけど」

「いや、いまはカウンセリングはあまり効果ないと言われるようになっていますよ」

「じゃあ、やっぱり弁証法的行動療法がいいですか?」「そうですね」

弁証法的行動療法は前に入院した時からK先生に指導されて行っている。いろいろ技法はあるけれど、最低限、気分グラフはつけるようにしいる。

「それにあなた、人間関係で不安定になることが多かったけれど、それがだいぶ減ってきましたよね」とK先生。

そう言われてみればそうだ。

「ああ、そうですね。不安定になるような人間関係は避けるようになってきたかもしれないな」

「それはいいことです」

次の質問。

「ODを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか?」

「活動範囲を増やしてください。例えば、美味しいケーキを食べたら、それを自分でつくってみるとか。美味しいコーヒーの飲めるカフェを探してドライブするとか・・・あなたは内向きに物事を考えすぎ。もっと外向きに思考を向けて行動してみて」

なるほど。ケーキなんてつくれないけど、言ってる意図はわかった。ODしたいっと思ったら、何かとりあえずほかの行動に手をつけること。それも自分で楽しめることに。今の私なら、iPhone風呂だな。

さて、3つめの質問。これが肝心。

「先生、私の病気はいったい治るんでしょうか?」おそるおそる聞いた。

「はい、治りますよ」満面の笑みを浮かべてK先生はそう答えた。

へ?本当?だって、こんな状態じゃない?大丈夫なの?

「本当ですか?」

「はい、歳をとるにつれて感情の波の幅がゆるやかになってだんだんと症状がやわらいでいきます。そういう患者さんを何人も診てきていますから、信じてください。希望を持って」

「そうかなあ、大丈夫かなあ」と半信半疑の私を見て、K先生は笑い出した。

「あはは、I先生(私の最初の主治医でK先生の後輩)にいまのあなたを見せてあげたいよ。こんなに良くなったって。
あれから(13年前)ずっとよくなりましたよ」

その言葉を聞いて、私も納得。

治るんだ。  いつになるかわからないけれど、頑張れば治る。

希望の光が見えてきました。

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

こねこ時計
CATS
Sweets
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
僕をマウスで触ってみてね
プロフィール

葉菜

Author:葉菜
猫・海・桜が大好きなおっとり癒し系。双極性障害(躁うつ病)と境界性パーソナリティ障害を患い、精神科通院歴15年。2014年には子宮体がん(0期:子宮内膜異型増殖症)のため子宮・卵巣全摘手術を受け、現在経過観察中。興味のあること:写真撮影、旅行、読書、映画鑑賞、カフェ巡り、絵画鑑賞、クラシック音楽など。猫3匹と夫の5人家族。

最新記事
カテゴリ
薬 (2)
月別アーカイブ
気分グラフについて
「気分グラフ」とは、寝る前に一日を振り返って、その日の気分の状態を記録するグラフです。1から9までのスケールで、1は最悪(酷い鬱状態)、5が普通、そして9がマックスの躁状態です。その日の状態にあてはまる数字に〇をつけます。そしてそのような気分に影響したと思われる出来事をメモします。また天気や睡眠時間も記録します。これによって自分の状態を客観的に振り返り、1,2週間の気分の波を一目で見ることができます。
最新コメント
検索フォーム
Access Counter
お気に入りブログ / リンク
ポチッとしてくださったら喜びます(^-^)/
ポッチっとよろしくお願いします(*^▽^*)
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

べんぴねこボタン2
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。